レースエンジンの性能について技術力が大きく関係性しています。

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レースエンジン

バイクレースのモノクロ写真

車やバイクのレースで使われているレースエンジンは、耐久性やコストを度外視して性能を高めています。
闇雲に出力を高めればいいだけではなく、決められたレギュレーションの範囲内でチューニングを行い、マシンのボディ剛性や空力性能に見合った設定にしないといけません。
レースによっては使用できる燃料も限られているため、一定の燃費性能を求められます。
最高出力を重視した設定のため、中低速トルクが細く一般の人では乗りこなすのが難しい味付けになっているケースが多いです。

主要なレースエンジン

2019年のレギュレーションを元に主要なレースエンジンのスペックをまとめました。

  • F1(四輪の世界最高峰レース)

    マシン:競技専用車
    排気量:1,600cc
    過給機:ターボ
    エンジン形式:V型6気筒
    最高出力:約1,000PS

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  • スーパーGT GT500クラス

    マシン:市販車ベース
    排気量:2,000cc
    過給機:シングルターボ
    エンジン形式:直列4気筒
    最高出力:500馬力以上(昔は500馬力制限があった)

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  • スーパーGT GT300クラス

    マシン:市販車ベース
    排気量:車両規定により変動
    過給機:車両規定による
    エンジン形式:車両規定による
    最高出力:300馬力以上(昔は300馬力制限があった)

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  • Moto-GP(バイクの世界最高峰レース)

    マシン:競技専用車
    排気量:1,000cc
    過給機:なし(ラムエア吸気可能)
    エンジン形式:指定なし(主にV型4気筒)
    最高出力:240馬力以上

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  • SBK、JSB1000

    マシン:市販車ベース
    排気量:4気筒1,000cc以下、2気筒1,200cc以下
    過給機:なし(ラムエア吸気可能)
    エンジン形式:主に並列4気筒またはV型2気筒

アマチュア向けレースは手軽な車両が人気

ヴィッツレースの様子

レース用エンジンはチューニングによってマシンの優劣が出ます。
プロのレースでもマシンを製造しているメーカーによるワークスチームと、メーカー以外の組織によるプライベートチームがあり、ワークスチームの方が優秀な成績を残しています。
マシンの改造制限があると、資金力のある所や製造工程の知識を含めた技術力のある所しか勝てないです。
そのためアマチュアが趣味で行うレースは手軽に買える市販車をベースにエンジンの改造を禁止にしたレギュレーションが人気になっています。
四輪はトヨタのヴィッツレースなどのワンメイクや、軽自動車のNAエンジンに制限された「Nゼロクラス」などが人気です。
バイクはグロムCBR250Rなどスポーツ性よりも街乗り性能を重視した車種のワンメイクレースが盛んです。
アマチュアレースには、複数のマシンが混走したりエンジンの改造が可能なレースもありますが、全て同じ車両を使ったワンメイクレースの方が、マシンの制作ではなく乗り手の腕で勝敗が決まると好評です。

 

アマチュアからプロレーサーを目指す場合は、自力で大きなレースに参戦するには経済力の面でも限界があります。
カートやミニバイクなどのエントリー向けのレースで結果を残し、レーシングチームからスカウトを受ける流れになります。
結果を残すにつれて資金力のある所やワークスチーム、そのカテゴリーで結果を残しているメーカーから声がかかるようになり、トップライダーになるほどチーム移籍が多くなります。