レギュラーとは
「レギュラー」とは、ガソリンの種類の1つで、私達の多くが乗る軽自動車や普通乗用車に使用することが可能なガソリンエンジン用の燃料です。
自動車において、燃料切れを"ガス欠"と呼ぶのは、主たる動力源のガソリンが切れてしまったことから由来しています。
ガソリンスタンドでも警鐘されているように、発火性が非常に高い事も特徴的です。
静電気等の小さな衝撃でも大爆発を引き起こす力を秘めていますので、取り扱いは細心の注意が必要になっています。
ハイオクとは
「ハイオク」は、レギュラーと同じくガソリンの1種とされており、特に一部の高性能な車に使用されるガソリンです。
「レクサスLFA10」や「日産R35」クラスの高性能エンジンを搭載していればハイオクの使用が必要になります。
出力の大きな車に用いられるだけに、レギュラーと比べると1Lあたりのガソリンの値段は高騰する傾向にあります。
また、レギュラーと同じ色で着色されていることが多いので、見た目で違いを見分けることは難しいでしょう。
軽油とは
軽油とは、ディーゼルエンジンを搭載した車に必要とされる燃料で、トラックやショベルカー、または乗用車の中でも馬力の高い車に使用されています。
馬力を引き出す力は非常に高く、鉄道や船舶にも多く用いられる程の性能を持つ燃料です。
一般的にはガソリンエンジンを搭載した車に用いるレギュラーとハイオクはガソリン、ディーゼルエンジンを搭載した車に用いるものは軽油とされており、ガソリンスタンドにはガソリンか軽油の2種類しかないという事になります。
ガソリンに代わる次世代エネルギー(参考記事:バイオ燃料とは)
その違いはオクタン価にあり
軽油・レギュラー・ハイオクは全て同じ原油から作られています。
3種類を厳密に分けるためには「オクタン価」という基準が採用されており"エンジン内に入れたガソリンの発火のしにくさ"また"ノッキングを起こす可能性の高さ"で種類が分けられます。
間違えて入れるとどうなる?
ガソリン同士のレギュラーとハイオクは互いに入れ間違えてしまうとパフォーマンスの低下を引き起こす程度で大事には至りません。
しかし軽油とガソリンを入れ間違えてしまうと、徐々に黒煙を上げ始めてくるので注意が必要です。
そのまま走行を続ければ、最悪の場合車が行き交う道路の真ん中でエンジン停止してしまう恐れがあります。
軽油の入れ間違えは車の故障に繋がるので、間違いに気がついたらすぐに安全な場所に停車してロードサービスに連絡を取る必要があるでしょう。
正しい知識で正しい燃料を
燃料の知識は教習所でもあまり深く教えて貰う機会がありません。
初めてガソリンスタンドに1人で入った場合は焦ってしまうことも珍しくないので、そうならない為に事前に知識をつけて運転を行うことが大切になるのではないでしょうか。