エンジン形式や排気量など車種別にどんな違いがあるのかをまとめました。

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自動車

夕焼けと白い自動車

自動車は多くの人がエンジンをもっとも身近に感じられるものです。
車種ごとにエンジン形式や排気量、構造が異なり、車選びをするときはエンジンの大きさや性能を重視されます。
車のエンジンは1800年代から実用化された歴史を持ち、大きな停滞期はなく日進月歩で着実に性能の進化を続けています。

排気量の違い

車は660ccエンジンを採用した軽自動車や、2,000cc以下の車が大衆車として広く普及しています。
大排気量は高級車に採用される比率が高いです。
排気量が大きくなるほど出力が大きくなり、車両も大型化できます。
ただし、大排気量になると燃費性能が落ちることや環境への悪影響から自動車税の高くなるデメリットがあります。

 

車体に対してのバランスや燃費性能の良さを重視する傾向があり、維持費の高さから排気量の大きな車種は中古価格が値崩れを起こしやすいです。
たとえばエスティマアルファードヴェルファイアなどのミニバンは2.5L前後と3.0~3.5Lの異なる排気量のグレードを用意しています。
排気量の大きいグレードの方が新車価格は高いですが、型式や年代によっては中古は小排気量モデルの方が高値の付く逆転現象が起こるケースもあります。

 

また、大きい車体に小排気量のエンジンを組み合わせると、エンジンを高回転まで回す必要が出てきて結果的に燃費の落ちるケースがあります。
たとえばトヨタのヴィッツの場合、1.5L+モーターのハイブリッド、1.3L、1.0Lによる3つのエンジンラインナップがあります。
燃費性能は最小排気量の1.0Lよりも1.3Lの方が優れています。
車重にあった排気量を選択することが重要です。

黒いミニバン

過給機の有無

エンジンは燃焼をするときに排気を行い吸気ダクトを開きます。
その際に排気で失った空気を燃焼室に自然現象で新しい空気を取り込むのが自然吸気(NA)、モーターからなる過給機で強制的に大量の空気を送り込むのがターボスーパーチャージャーです。
過給機の構造によってターボ、スーパーチャージャーの複数の種類があり、ターボによる過給機を2つ設置したエンジンはツインターボと呼びます。
空気を大量に取り込んだ方が大きな爆発を起こせるので、自然吸気よりも過給機のあるエンジンの方が同じ排気量でも出力を高くできます。

 

かつては過給機はスポーツカー向けの性能を高めるだけのものでした。
昨今は過給機の効率化と応用によって、エコカーにも過給機付きのエンジンが採用されるようになってきました。
軽自動車の場合は、過給機を付けることでパワーが向上し、高速走行や荒い乗り方をすると実用燃費がNAより良くなることがあります。
ホンダのステップワゴンのように、従来は2.0Lエンジンを採用していた車種に1.5Lターボエンジンを組み合わせたダウンサイジングターボといった活用方法もあります。
過給機付きとNAエンジンの双方が進化しているので、過給機の有無によって燃費や性能の優劣をつけることはできません。

エンジン形式の違い

街を走る高級車

車のエンジンはコンパクトカーでは3気筒、高級車では12気筒など幅広い気筒数があります。
大衆車で採用されているのは3~6気筒です。
気筒数が大きいほど製造コストが高くなります。1つの燃焼室を大きくしすぎるとロスが増えるので、大排気量の車種ほど気筒数が増える傾向があります。
また6気筒以上になると配置形式がV型、直列、水平対向などと分かれてきます。
エンジン形式の違いによって、性能だけではなくエンジンフィーリングが変わってきます。